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ACM SIGMOD 日本支部第28回支部大会

ICDE2004 国際会議報告 および EA (エンタープライズアーキテクチャ)

日時:2004年6月2日(水)
開催場所:日本オラクル株式会社 本社 セミナールーム (東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ ガーデンコート)
主催:ACM SIGMOD 日本支部
協賛:日本データベース学会
支部長:北川 博之

プログラム

9:20 受付開始

9:50-10:00 支部長によるプログラム紹介  北川 博之 (筑波大学)

1. 10:00-12:00
「 ICDE2004報告(1) 」
    森嶋 厚行 (筑波大学)

    先日Bostonにて開催されたIEEEデータ工学国際会議 ICDE2004 について
    報告する。特に、キーノートトークやパネルの様子など、予稿集だけか
    らは知り得ない内容を中心に紹介する。(前半)

<休憩1時間>

2. 13:00-14:00
「 ICDE2004報告(2) 」
    森嶋 厚行 (筑波大学)

    先日Bostonにて開催されたIEEEデータ工学国際会議 ICDE2004 について
    報告する。特に、キーノートトークやパネルの様子など、予稿集だけか
    らは知り得ない内容を中心に紹介する。(後半)

<休憩15分>

3. 14:15-15:00
「 EA概説と実践的EA構築 」
    山下 眞澄 (日本アイ・ビー・エム(株))

    現在欧米ではEAが盛んに構築、運営されている。国内では経済産業省
    を中心としてEAを活用した中央省庁の業務システムの全体最適化が開
    始され、いくつかの民間企業も取り組みはじめた。EAとはどのような
    ものであり、その効果はどこにあるのか、なにをすればEAを実践して
    いることになるのかを解説する。さらに民間企業におけるEA構築の実
    践から得られたいくつかの教訓、成功のための要因を紹介する。

4. 15:00-15:45
「 データ中心のEA 」
    黒澤 基博 ((株)データ総研)

    データアーキテクチャの重要性とデータ中心に考えるアプリケーション
    アーキテクチャの設計法を紹介する。

<休憩15分>

5. 16:00-16:45
「 共通基盤(TRM)構築とEA 」
    松原 秀樹 (サン・マイクロシステムズ(株))

    EAの導入が必要とされる背景には、システム構築・運用コストの削減、
    ベンダー依存の低減、ならびに属人的なシステム作りの排除が求められ
    ていることが挙げられる。こうした課題を克服するために、地方自治体
    で本格的な取り組みが始まっている共通基盤(TRM)構築によるシステ
    ム基盤改革のあり方・動向を紹介する。

6. 16:45-17:30
「 現状優先型のEA  ~既存資産を活かして統合を図る~ 」
    齊藤 豊 (日本オラクル(株))

    現在、米国連邦政府や経済産業省で進められているEA導入は、あるべ
    き姿を求めて、現状から移行するという考え方のため、既存資産の廃
    棄が暗に含まれている。しかし、各省庁、自治体においては既存資産
    および、既存の人員配置の問題から、性急なEAには対応できない。そ
    こで、Data Hub という概念を用いて既存資産を活かしながら、統合を
    図るシステムを提案し、成功事例などを紹介する。また、Data Hub の
    元になっている Oracle Information Architecture に関しても解説す
    る。