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ACM SIGMOD 日本支部第30回支部大会

第30回記念特別講演・VLDB2004報告・自律型コンピューティングとストレージ管理

日時:2004年12月9日(木)、10日(金)
開催場所:ホテルフロラシオン青山(港区南青山4-17-58)
主催:ACM SIGMOD 日本支部
協賛:日本データベース学会
支部長:北川 博之

プログラム

☆☆☆☆☆☆☆ 第1日目:12月9日(木) ☆☆☆☆☆☆☆

9:45
受付開始

10:15-10:30
第30回大会の開催にあたって
北川 博之(筑波大学、ACM SIGMOD日本支部長)

10:30-12:00(90分)
VLDB 2004 国際会議報告(1)
講演者:森本 康彦(広島大学)
概要:
今年8月末から9月はじめにかけて、カナダのトロントにて開催された、
VLDB2004国際会議について報告する。

<昼休み 1時間30分>

13:30-15:00(90分)
VLDB 2004 国際会議報告(2)
講演者:森本 康彦(広島大学)

<休憩 15分>

* 第30回大会記念特別講演(1) *

15:15-15:45 (30分)
招待講演
顧客管理における集合概念の重要性
講演者:石井 義興(ビーコンIT、初代ACM SIGMOD日本支部長)

15:45-16:45(60分)
記念講演
Advanced Data Mining  Tools: Fractals and Power Laws for Graphs,
Streams and Traditional Data
講演者:Christos Faloutsos(CMU)
概要:
What patterns can we find in a bursty web traffic? On the web or on
the internet graph itself? How about the distributions of galaxies in
the sky, or the distribution of a company's customers in geographical
space? How long should we expect a nearest-neighbor search to take,
when there are 100 attributes per patient or customer record? The
traditional assumptions (uniformity, independence, Poisson arrivals,
Gaussian distributions), often fail miserably. Should we give up
trying to find patterns in such settings?
Self-similarity, fractals and power laws are extremely successful in
describing real datasets (coast-lines, rivers basins, stock-prices,
brain-surfaces, communication-line noise, to name a few). We show some
old and new successes, involving modeling of graph topologies
(internet, web and social networks); modeling galaxy and video data;
dimensionality reduction; and more.

16:45-17:15(30分)
招待講演
我が国のデータベースコミュニティと日本データベース学会
講演者:増永良文
(お茶の水女子大学、日本データベース学会会長、第2代ACM SIGMOD日本支部長)
概要:
SIGMOD-J第30回大会を祝し、我が国のデータベースコミュニティのこれまでを
振り返るとともに、2002年5月に設立された日本データベース学会の果たすべき
役割について、私見を述べる。

17:30-
懇親会

☆☆☆☆☆☆☆ 第2日目:12月10日(金) ☆☆☆☆☆☆☆

9:45
受付開始

10:10-10:15
プログラム紹介

* 特集:自律型コンピューティングとストレージ管理 *

10:15-11:00(45分)
オートノミックデータベース&ストレージマネジメント
講演者:福田 剛志(日本IBM)
概要:
情報システムが複雑化するにつれ、その管理運用にはますます多大なコストが
必要とされている。この問題を根本から解決するために、我々はオートノミッ
クコンピューティングに向けた技術開発を進めており、その一部は既に製品に
組み込まれ実際に使われている。この講演では、情報インフラの最も重要な根
幹であるデータベースおよびストレージシステムにおけるオートノミックコン
ピューティング技術の例として、DB2 V8.2の新機能と、研究プロジェクトを中
心に紹介する。

11:00-11:45(45分)
日立の運用自律化への取組み及びその適用事例
講演者:原 憲宏(日立製作所)
概要:
日立ではHarmonious Computingコンセプトに基づき、システム構築・運用の容
易化を目指し運用自律化への取組みを行っている。ここでは、HiRDBを中心と
したシステム全体での自律運用及びプロビジョニング機能について概要を述べ
る。また、ストレージシステムSANRISEと連携した適用事例も紹介する。

<昼休み 1時間15分>

13:00-13:45 (45分)
情報ライフサイクル管理(ILM)の意義とは?
講演者:菊地 宏臣(EMCジャパン)
概要:
ITベンダーが最近好んで使用するキーワードの一つが、「情報ライフサイクル
管理(ILM)」であろう。各社各様の紹介をしているためにわかりにくい、と
いう意見もあるようだが、ストレージネットワーキング技術の啓蒙、およびス
トレージ管理の標準化などを推進しているSNIAが提唱するILMの定義を中心に、
その目指すところと、応用範囲、メリット(価値)を紹介する。

13:45-14:30 (45分)
ストレージプロビジョニングとライフサイクルマネジメント(仮題)
講演者:吉田 浩(富士通)
概要:
ストレージ管理の自律化の一環として、アプリケーション要件を満たす最適な
ストレージを割り当てるプロビジョニング、および、時間経過による情報価値
の変化に見合った最適なストレージへの格納を管理するライフサイクルマネジ
メントについて述べる。合わせて、これらの基礎となる仮想化技術や、ストレー
ジ管理技術とその標準化について説明する。

<休憩 15分>

14:45-15:30 (45分)
NECの進める自律、仮想化技術について(仮題)
講演者:関 義長(NEC)
概要:
NECでは、オープンミッションクリティカルシステムの自律運用をめざす
VALUMOコンセプトに基づいた、サーバ、ネットワーク、ストレージの自律製品
を研究開発している。特に運用管理ミドルウェアWebSAMで利用される、監視、
分析、決定、適用の自律運用サイクルをまわすためのポリシー、ナレッジ、プ
ロビジョニングの各技術について紹介する。

15:30-16:15 (45分)
マイクロソフトにおける自律分散型コンピューティング・テクノロジ
~SQL Serverによる電子自治体市場で推進のためのOLAPソリューション~
講演者:西村毅(マイクロソフト)
概要:
SQL Serverはデータ管理からデータ分析や報告までをこなすビジネスインテリ
ジェンス向けの一貫したプラットフォームを提供している。電子自治体市場に
おいては、肥大化したデータおよびパッケージの膨大なカストマイズがあり、
このカストマイズがシステムの構築コストを大きく押し上げる要因となってい
る。本講演では、カストマイズをドラスティックに削減するために、SQL
Serverの最新テクノロジを用いた自律分散型アプローチ(SOA/Web Services)
によるソリューションについて解説する。

<休憩15分>

* 第30回大会記念特別講演(2) *

16:30-17:00 (30分)
招待講演
サイバー空間料理法
講演者:喜連川 優(東京大学、第3代ACM SIGMOD日本支部長)