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第7回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第44回支部大会)

ICDE2010 国際会議報告 および 若手研究者によるトップ国際会議採択研究内容講演

日時:2010年6月12日(土) 9:50~17:00
開催場所東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2-12-1) 西8E号棟10階大会議室
主催:ACM SIGMOD 日本支部(支部長:横田治夫 (東京工業大学)),日本データベース学会(会長:増永良文 (青山学院大学))
支部長:横田 治夫

プログラム

09:30         受付開始

09:50-10:00   開会挨拶

10:00-11:00   「成せば成る!」

	      三島 健 (東大博士課程修了)

	      本講演では、VLDB2009で採録された論文の内容の説明の他に、
	      本研究を遂行するにあたって力を入れたこと、論文を書く上で
	      気をつけたこと、査読者のコメントを読んで気が付いたこと、
	      などを説明する。これらがVLDBを目指す人達の参考になること
	      を願っている。

11:00-11:15   休憩

11:15-12:15   「Nb-GCLOCK: A Non-blocking Buffer Management based on
	      the Generalized CLOCK」

	      油井 誠 (産業技術総合研究所 情報技術研究部門)

	      ICDE 2010に採択されたメニーコア時代のためのロックフリー
	      のバッファ管理手法Nb-GCLOCKを紹介します。本研究の成果は,
	      オープンソースDBMSや商用DBMSが採用している従来のバッファ
	      管理手法には,16プロセッサ付近にCPU数に対するスケーラビ
	      リティの壁があることを示したと共に,その解決策としてノン
	      ブロッキング同期手法を初めてバッファ管理に適用し,少なく
	      とも64プロセッサまで線形の性能を示すことができることを明
	      らかにしたことにあります。

12:15-13:30   昼食

13:30-13:45   DEIMフォーラム2010 の優秀論文賞、最優秀論文賞の表彰式

13:45-15:15   「ICDE2010 国際会議報告 (1)」

	      江田 毅晴 (NTT サイバーソリューション研究所)

	      アメリカ ロサンゼルス ロングビーチにおいて、3月2日から
	      3月5日の日程で開催された国際会議 ICDE 2010 について報告
	      します。講演の前半では,会議全体の概要の他、キーノート
	      や興味深かったバンケットトークについて報告します。

15:15-15:30   休憩

15:30-17:00   「ICDE2010 国際会議報告 (2)」

	      江田 毅晴 (NTT サイバーソリューション研究所)

	      講演の後半は、下記のBest Paper および Best Student Paper 
	      を中心にいくつかの興味深い論文についてご紹介いたします。

	      - TASM: Top-k Approximate Subtree Matching
	        Nikolaus Augsten (Free University of Bozen-Bolzano),
		Denilson Barbosa (University of Alberta),
		Michael B¨ohlen (University of Zurich)
		Themis Palpanas (University of Trento)

	      - Usher: Improving Data Quality With Dynamic Forms
	        Kuang Chen (UC Berkeley),
		Harr Chen (Massachusetts Institute of Technology),
		Neil Conway (UC Berkeley),
		Joseph M. Hellerstein (UC Berkeley),
		Tapan Parikh (UC Berkeley)

17:00         閉会