08:30 受付開始
09:00-09:10 開会挨拶
09:10-10:10 「文章、浮世絵のデータ分析」
村上 征勝(同志社大学文化情報学部)
人文学の分野のデータ分析に関する二つの話題について研究例
を紹介する。一つは文章データの数量分析で、『源氏物語』な
どの文学作品、『聖書』などの宗教書をはじめとする著名な文
献の著者に関する疑問の解明や保険金殺人事件など犯罪事件の
解明を試みた研究を紹介する。
二つ目は浮世絵データの数量分析で、美人画における絵師の顔
の描き方の特徴の把握や、写楽が描いた歌舞伎役者の女形と立
役(男形)の顔の描き方の差異などについての研究を紹介する。
10:10-11:10 「Mining Networks with Shared Items」
瀬々 潤(お茶の水女子大学 大学院人間文化創成科学研究科)
PAKDD2010及びCIKM2010に採択された,頂点にアイテム集合が
付与された大規模ネットワーク解析手法を紹介します.本研究
はデータマイニング発展の契機となったアイテム集合解析と,
近年ソーシャルネットワーク,Web,生命科学など多様な分野
で膨大に収集が進むネットワーク情報を統合する事で,頻出す
るアイテム集合と,それらの結びつきを求める事が出来る新し
い解析方法です.本講演では,アルゴリズムと高速化の工夫に
関して示すと共に,著者ネットワークやタンパク質ネットワー
クへの応用を紹介します.
11:10-11:30 休憩
11:30-12:30 「プライバシ保護を考慮したパーソナル情報の流通と活用」
佐久間 淳(筑波大学・JSTさきがけ)
近年急速に発展したパーソナライズドサービスのバックグラウ
ンドでは、サービサーが収集した購買履歴や位置情報などのパー
ソナルな情報が活用されている。このような情報はサービスの
利便性を大きく高める反面、不適切に扱われればその社会的な
影響が大きく、慎重な扱いが求められる。位置情報と医療情報
を例に、このようなパーソナルな情報の安全な流通とサービス
への活用を目指す技術について紹介する。
12:30-14:00 昼食
14:00-15:30 「SIGMOD2010 国際会議報告 (1)」
小林 大 (NEC システムプラットフォーム研究所)
アメリカ インディアナポリスにおいて、6月6日から6月11日の
日程で開催された国際会議 SIGMOD/PODS 2010 について報告し
ます。講演の前半では,会議全体の概要の他、PODSでの
Hellerstein先生(UCB)によるキーノートスピーチ,SIGMODでの
Kleinberg先生(Cornell Univ.)とBarroso氏(Google)それぞ
れによるキーノートスピーチについて紹介いたします.
15:30-15:45 休憩
15:45-17:15 「SIGMOD2010 国際会議報告 (1)」
小林 大 (NEC システムプラットフォーム研究所)
講演の後半では,若手によるNew Researcher's Symposiumをは
じめとした各イベントの雰囲気をピックアップしてお伝えしま
す.またResearch Sessionの内容については,下記のBest
Paper を中心に,OLTP向けメインメモリDBの一貫性制御,
Googleの大規模グラフ処理などのようないくつかの興味深い論
文について時間の許す限りご紹介する予定です.
"FAST: Fast Architecture Sensitive Tree Search on Modern
CPUs and GPUs"
Changkyu Kim *1, Jatin Chhugani *1, Nadathur Satish *1,
Eric Sedlar *2, Anthony Nguyen *1, Tim Kaldewey *2,
Victor Lee *1, Scott Brandt *3, Pradeep Dubey *1
(*1 Intel, *2 Oracle, *3 UCSC)
17:15 閉会 |