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第10回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第47回支部大会)

ICDE2011 国際会議報告 および NoSQL の動向

日時:2011年6月11日(土) 9:30~17:30
開催場所東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2-12-1) 西8E号棟10階大会議室
主催:ACM SIGMOD 日本支部(支部長:横田治夫 (東京工業大学)),日本データベース学会(会長:増永良文 (青山学院大学))
支部長:横田 治夫

プログラム

09:00         受付開始

09:30-09:40   開会挨拶

09:40-11:10   「データクラウドを支える技術と研究動向」
	      宮崎 純 (奈良先端科学技術大学院大学)
	      鬼塚 真 (NTT サイバースペース研究所)
	      
	      近年、クラウドコンピューティングのデータ基盤をなすデータ
	      クラウドがGoogle, Amazon, Yahoo!, Facebook等のサービスで
	      実際に使用されるに至っており、大きな注目を浴びている。本
	      講演では、データクラウドのデータ管理層を支えるNoSQLと、
	      分散処理層を支える分散処理フレームワークMapReduce に焦点
	      をあて、それらで使われている技術と研究動向について解説す
	      る。

11:10-11:25   休憩

11:25-12:25   「ROMA : User-Customizable NoSQL Database in Ruby」 
	      森 正弥(楽天株式会社)

	      近年、増え続けるデータを格納するためのデータベースとして 
	      NoSQL データベースが注目されている。楽天技術研究所でも、
	      NoSQL データベースの一種であるキーバリュー型のデータベー
	      ス ROMA を開発しており、大量データの格納に活用している。
	      また、多様なビジネスニーズに合わせるため、ROMA に幅広い
	      拡張性を備えさせている。本発表では、ROMA の研究開発の目
	      的とその仕組み、さらに社内での ROMA の利用事例について解
	      説する。

12:25-14:00   昼食

14:00-14:15   DEIMフォーラム2011の優秀論文賞、最優秀論文賞表彰式

14:15-15:45   「ICDE2011 国際会議報告 (1)」
	      三島 健 (NTT 情報流通プラットフォーム研究所)

	      ドイツのハノーバーにおいて、4月11日から16日の日程で
	      開催されましたICDE2011について報告致します。前半では、会
	      議全体の概要の他、三件のキーノートを紹介します。
	      1. Embarrassingly Scalable Databas Systems, Prof.Ailamaki(EPFL)
	      2. Ontological queries: rewriting and Optimization,
	      Prof.Gottlob(Univ. of Oxford)
	      3. Playing Games with Databases, Prof.Gehrke(Univ. of Cornell)
	      特に、報告者が興味深いと感じた1件目を詳細に説明し、他の
	      2件についてはポイントを説明する予定です。

15:45-16:00   休憩

16:00-17:30   「ICDE2011 国際会議報告 (2)」
	      三島 健 (NTT 情報流通プラットフォーム研究所)

	      後半では、パネル "Distributed Data Management in 2020?" 
	      の要点を説明するともに、キーノートや本パネルから近い将来
	      重要となる(さかんに研究される)研究テーマを考察します。
	      さらに、ベストペーパーやクラウド関連など、報告者が興味深
	      いと感じた発表を紹介する予定です。

17:30         閉会

  • 発表資料