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第15回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第52回支部大会)

VLDB2012国際会議報告およびビッグデータでの自然言語と機械学習の最新動向

日時:2012年12月7日(金) 9:55?16:35
開催場所お茶の水女子大学 理学部3号館2階大会議室 (東京都文京区大塚2-1-1)
主催:ACM SIGMOD 日本支部(支部長:川越恭二 (立命館大学)),日本データベース学会(会長:西尾章治郎(大阪大学))
支部長:川越 恭二

プログラム

9:30        受付開始

9:55- 10:00   開会挨拶

10:00-11:30 「VLDB2012 国際会議報告 (1)」
   手塚 太郎 (筑波大学)
  データベース分野における代表的な国際会議のひとつであるVLDB(International Conference on Very Large Databases)は本年、第38回を迎え、8月27日から31日にかけてトルコのイスタンブールで開催された。この会議への参加報告として、招待講演やBest paper award受賞論文に
ついて紹介を行う。

11:30-11:45 休憩

11:45-12:45 「VLDB2012 国際会議報告 (2)」
   手塚 太郎
  前半部に引き続き、VLDB2012において行われた10 year best paper awardの受賞記念講演について、また興味深い研究発表に関してピックアップして紹介を行う。

12:45-14:15  昼休み

14:15-15:20
  楽天のビックデータと自然言語処理
       関根 聡(楽天株式会社 楽天技術研究所ニューヨーク 所長)

 (概要)
日本最大のインターネット市場を展開する楽天には、言語を含む様々な
ビックデータが存在する。特に5000万の商品データ、2000万の商品レビュー、
トラベルやゴルフのレビュー や施設データ、楽天レシピの画像を含むデータは、
楽天データ公開を通じて研究者に公開している。これらのデータに対する様々な
問題や研究課題を紹介し、自然言語処理技術がビックデータに出会ったことに
より見つかった新しい研究の方向性について議論する。


15:20-15:30 休憩

15:30-16:35
  Jubatusによるビッグデータのリアルタイム分析とその応用
        岡野原 大輔 (株式会社Preferred Infrastructure 取締役副社長)

  (概要)
ビッグデータ活用の広がりと共に,大規模非構造データに対する予測・発見・
分類・異常検知といった深い解析処理を瞬時に行うことが求められている。
こうした需要を満たすべく 開発されたJubatusは「並列分散」「リアルタイム」
「深い解析」の三つの特徴を備えたフレームワークであり、研究開発および
様々な場面での利用検証が進められている.本講演では、Jubatusで利用
されているオンライン機械学習やモデル情報の緩やかな共有といった内部
技術の解説をすると共に、実際の利用事例などについて紹介する.

16:35 閉会