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第17回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第54回支部大会)

SIGMOD2013 国際会議報告とビッグデータ分析の技術/応用の最新動向

日時:2013年10月5日 (土) 10:25?17:00
開催場所早稲田大学 西早稲田キャンパス(理工キャンパス) 62号館W棟1F大会議室
主催:ACM SIGMOD 日本支部, 日本データベース学会
支部長:川越 恭二

プログラム

10:00       受付開始

 10:25-10:30 開会挨拶

 10:30-12:00 「SIGMOD2013 国際会議報告 (1)」
             鈴木 伸崇 (筑波大学)
	      概要:
	      2013年6月23日から27日に,ニューヨークで開催されたSIGMOD2013について報
	      告する.前半では,SIGMODおよびPODSの採択率など統計データについて紹介す
	      ると共に,キーノートやパネルディスカッションを中心に紹介する.SIGMODの
	      キーノートでは,証券市場のビッグデータに関する講演が行われた.

 12:00-13:10 昼休み

 13:10-14:40 「SIGMOD2013 国際会議報告 (2)」
             鈴木 伸崇 (筑波大学)
	      概要:
	      後半は,Best paperを含めた興味深い講演を取り上げて紹介する.なお,
	      SIGMODのBest paperは "Massive Graph Triangulation",PODSのBest paperは
	      "Verification of Database-Driven Systems via Amalgamation"であった. 

 14:40-14:50 休憩

 14:50-15:50 「クラスタリング技術の基礎と応用」
             澤田 宏 (NTT)
	      概要:
	      ビッグデータ時代を迎え,データへの教師ラベル付けが不要な「教師なし機械学
	      習」の重要性が増している.本講演では,教師なし学習の中でもクラスタリング
	      技術に着目する.特に,ガウス混合モデル(GMM: Gaussian Mixture Model)
	      と,非負値行列因子分解(NMF: Non-negative Matrix Factorization)の基礎を
	      説明し,実データへの適用例をいくつか示す.

 15:50-16:00 休憩

 16:00-17:00 「Silkによる並列分散ワークフロープログラミング - ゲノム情報処理への応用」
             斉藤太郎 (東京大学)
	      概要:
	      SilkはScalaで実装された並列・分散計算とワークフロー管理の融合を目指した
	      フレームワークです.Silkではプログラム中のデータ(変数)と分散演算(map,
	      reduce, joinなど)の依存関係をプログラムのASTから解析し,クラスタの空き状況
	      に応じて実行プランの最適化やデータの分割を行います.また,プログラムの部分
	      実行により,GNU Makeのように障害からの回復やプログラムの変更によるワーク
	      フローの再計算,実行状態の検索(ワークフロークエリ)が行えるのが特徴です.
	      今回は大規模ゲノム情報処理(アラインメント,エピゲノム情報解析など)を題材
	      に,Silkがどう活用できるかを紹介します.

 17:00       閉会