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第18回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第55 回支部大会)

VLDB2013 国際会議報告とビッグデータ時代のデータ解析理論とビジネス最新動向

日時:2013年12月3日 (火) 10:25~17:10
開催場所国立情報学研究所 1208/1210会議室
主催:ACM SIGMOD 日本支部,日本データベース学会
支部長:川越 恭二

プログラム

10:00       受付開始
10:25-10:30 開会挨拶

10:30-11:30 「データ同化によるエミュレータ・デザイン」
              樋口 知之 (統計数理研究所 所長)
概要:
データ同化は,もはや気象予報には欠かせない,大規模シミュレーションとビッグデータをつなぐ計算ツールである.本講演では,これまでのデータ同化研究を俯瞰するとともに,今後の展開について考えてみたい.

11:30-12:45 昼休み

12:45-13:25 「データ分析コンサルタントから見たビッグデータ流行の現状と期待」
              中村 仁也(株式会社ゴーガ)
概要:
近年、「ビッグデータ」が流行しているが、ビジネスの現場では実際にはどのような認識をしており、またどのような要請があるのか。技術の進歩がどのようにビジネスに寄与しうるのか。様々な企業のデータ分析コンサルティングを通して得られた、現場の認識と今後のデータ管理技術への要請を紹介する。

13:25-13:35 休憩

13:35-14:15 「ビッグデータによる経済・社会現象の統計分析と経済物理学」
              水野 貴之 (国立情報学研究所)
概要:
膨大で詳細な不動産データ,ECサイトのログデータ,金融市場の取引注文や世界を駆け巡るニュースのデータなどに対して物理学の手法を用いて解析し,経済全体を動かす法則とその法則が生まれるメカニズムを解き明かす.アベノミクスによる日本経済の現状を交えながら,最新の「経済物理学:ビックデータによる経済分析」の成果を紹介する.

14:15-14:30 休憩

14:30-15:45 「VLDB2013国際会議報告(1)」
              山本 岳洋 (京都大学)
概要:
2013年8月27日から29日かけてイタリアのリーヴァ・デル・ガルダにて開催された,VLDB2013について報告する.前半では,会議の概要を紹介するとともに,キーノートやパネルディスカッションの内容を紹介する.特に,Privacy Preserving Data Miningに関するキーノートに焦点をあて,報告を行う.

15:45-15:55 休憩

15:55-17:10 「VLDB2013国際会議報告(2)」
              山本 岳洋 (京都大学)
概要:
報告の後半では,Best Paper Awardを受賞した研究を紹介するとともに,興味深いと感じた研究をいくつかピックアップし紹介する.今年のVLDB2013のBestPaper Awardは,University of IoanninaのM. Drosouらによる,"DisCDiversity: Result Diversification based on Dissimilarity and Coverage"であった.
 
17:10  閉会