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第24回先端的データベースとWeb技術動向講演会(ACM SIGMOD 日本支部第61回支部大会)

IoTデータ利活用最前線

日時:2015年12月 12 日 (土)
開催場所東京大学生産技術研究所 E棟5階 会議室A,B(Ew-501,502)(教室変更しました。)
主催:ACM SIGMOD 日本支部(支部長:中野 美由紀 (芝浦工業大学))
支部長:中野 美由紀

プログラム

9:30 受付開始
10:00-10:05  開会挨拶

10:05-12:15 「VLDB2015国際会議報告」
講演者: 早水 悠登(東京大学 生産技術研究所 特任研究員)
概要: 本講演では2015年夏に米国ハワイ州で開催されたVLDB 2015について報告する.
本年はVLDB開催40周年の節目であるだけでなく,Michael Stonebrakerのチューリング
賞受賞も重なり,大いに盛り上がりを見せた会議となった.講演の前半では,
Michael Stonebrakerのチューリング賞受賞記念講演,40周年記念パネル討論,
キーノート講演の内容などを交えながら会議全体の雰囲気を紹介する.
講演の後半では,best paper受賞論文,および講演者の参加したセッションの論文を
中心に興味深い研究を取り上げ,最新のデータベース技術の研究動向について紹介する.

13:45-15:30 「スマートシティを実現する Live Open Data Stream 技術」
講演者: 中澤 仁(慶應義塾大学 環境情報学部 准教授)・米澤 拓郎(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任講師)
概要: 都市の様々な状況を認識可能とするビッグデータ分析・学習技術の進展が著しい.
今後,解析対象となる都市ビッグデータ,及びその解析結果の適用先となるライブな
都市データをいかに生成・収集・流通させるかがより重要となる.Live OpenData Stream技術
は,実空間内の物理センサに加え,情報空間内の巨大なオープンデータを仮想センサ
に変化させ,セマンティック・シンタクティックに統一化されたライブデータスト
リームの生成・収集・流通を可能とする.本講演ではその概要とチュートリアルを通じ,
今後求められる情報基盤技術を議論する.

15:45-16:45 「福祉・介護分野における情報(工)学の可能性~認知症評価のためのシステム開発と介護現場の実際~」
講演者: 川中 普晴(三重大学大学院工学研究科 助教)
概要: 認知症は現代社会において大きな問題となっており,その予防と改善は必要不可欠である.
これまで我々は,会話型ロボットを用いた認知症評価システムに関する研究開発を進めてきた.
本講演では,我々がこれまで進めてきた取り組みについて簡単に紹介する.また,実際の介護現場
の様子やそこで働く職員からのニーズについても紹介するとともに,福祉・介護分野における情報
工学のあり方と将来像についても議論する.