ACM SIGMOD日本支部第13回大会プログラム
http://www.sigmodj.is.uec.ac.jp
日時:平成11年12月15日(水)午後1時〜午後5時
12月16日(木)午前9時半〜午後5時
場所:ホテルフロラシオン青山 3階孔雀の間(東京都港区南青山4−17−58
地下鉄表参道下車A4出口より徒歩約5分 電話03−3403−1541)
参加費(資料代):10,000円(一般)
8,000円(ACM SIGMOD日本支部一般会員)
2,000円(ACM SIGMOD日本支部学生会員)
無料(法人会員枠内)
参加申込:準備の都合がありますので,参加を予定される方は次(ACM SIGMOD日
本支部事務局)に電子メールにて事前に登録をして下さい(氏名,
所属,電話番号,会員種別などを記載のこと).
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sigmod99@tkl.iis.u-tokyo.ac.jp
参加申込書
私はACM SIGMOD日本支部第13回大会に参加します。
氏 名:
所属 :
住所:
電話番号:
FAX:
EMAIL:
会員種別(いずれかをお選び下さい。):
一般・ACM SIGMOJ一般(投票)・一般(非投票)・学生
法人枠での参加である: Yes No
懇親会(12/16) 出席 欠席
参加費お支払い方法(いずれかをお選び下さい。)
当日支払い・銀行振込
請求書 不要・要(宛名など____________)
領収書 不要・要(宛名など____________)
その他:____________________
8<---------------------------------------------
・ 参加費は当日受付にてお支払い下さい.支部長名の領収書を発行致します.
その時に講演論文集をお渡しいたします.
・ 法人会員は3名まで無料枠がありますので,事前にACM SIGMOD日本支部事務局
に上記電子メールで登録をお願い致します.
・ ACM SIGMOD日本支部会員でない方でも,事前に会員登録をしていただけれ
ば、上記ACM SIGMODJ会員参加費で受け付けますので(加入費や年会費は無
料), 関心のある方はACM SIGMOD日本支部ホームページあるいは電子メー
ルにてお申込み下さい.(会員申請書は本メールの最後に添付いたしており
ます。)
http://www.sigmodj.is.uec.ac.jp
・参加費振込先
銀行振込を選択された方は、以下になるべく早めに送金をお願いいたします。
振込先 第一勧業銀行 六本木支店(店番号053)
口座番号 普通 2069416
口座名 ACM SIGMOD 日本支部 13回総合大会 喜連川優
(口座名が長いため、ATMからの振込では、口座名を
「キツレガワ マサル」でお願いします。)
・12/16の懇親会は有料(2000円)です。
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懇親会は電子情報通信学会データ工学研究専門委員会と共催です。
12/17に開催される電子情報通信学会データ工学研究専門委員会
「XMLとデータベースの接点をめぐる最新技術動向」
最新技術動向チュートリアル
において、すでに懇親会に申し込まれていらっしゃる方に関しましては、
事務局で名簿の確認をいたしますので、二重登録なることはございません。
・同じ会場にて、以下の講演会および研究会を連続開催いたします。
12/15 午前 電子情報通信学会東京支部講演会
「マルチメディア・コンテンツ処理技術とデータベース」
本案内の最後に添付しておりますInforamtion 1をご覧下さい。
12/17 電子情報通信学会データ工学研究専門委員会
「XMLとデータベースの接点をめぐる最新技術動向」
最新技術動向チュートリアル
本案内の最後に添付しておりますInforamtion 2をご覧下さい。
また、以下のホームページを御参照下さい。
http://www.dblab.is.tsukuba.ac.jp/DE/kenkyukai9912.html
☆☆☆☆☆☆ 第13回 ACM SIGMOD 日本支部プログラム ☆☆☆☆☆☆
●12月15日(水曜日)
受付開始:12時00分
1時-1時15分
開会の挨拶
喜連川優(ACM SIGMOD Japan Chapter Chair, 東京大学)
1時15分〜2時15分
インターネットビジネスへのデータマイニング技術の
応用について
今城義高(SASインスティチュート ジャパン)
概要:
昨今、インターネットを顧客との接点、チャネルとして有効活用することがビ
ジネスの成功要因となっている。そのためには、Webログデータの分析は重
要であり、そのひとつとしてデータマイニング技術の応用が注目を浴びつつあ
る。インターネットビジネスを成功させるために、これらを有効活用するため
のヒントおよび可能性について事例を交えて紹介する。
2時15分-3時15分
ポータルサイト技術(仮題)
田中 一男(NTTサイバーソリューション研究所)
概要:
gooやNTT DIRECTORYに代表されるNTTグループのポータルサイトの
新しいサービスを支える技術として、検索エンジン、検索ログ分析
によるトレンドマイニング、アンケート回答文の自動分類などの
最新技術を紹介する。
3時45分-5時15分
VLDB'99 国際会議報告(第1部)
石川佳治(筑波大学電子・情報工学系)
概要:
今年9月にエディンバラにて開かれた,第25回VLDB国際会議について
参加報告を行う.まず,今年の論文の傾向について説明し,最近着
目されているいくつかのトピックについて過去の研究の経緯ととも
に紹介する.
▼XMLと半構造データ
▼Web Mining
▼OLAP 高速問い合わせ処理
▼メモリの超大容量化と データベース
●12月16日(木曜日)
受付開始:9時00分
9時30分〜11時00分
VLDB'99 国際会議報告(第2部)
石川佳治(筑波大学電子・情報工学系)
11時〜12時30分
サーチエンジンの最新動向
梶谷 浩一(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)
概要:
数億ものWebページから自分の欲しい情報を探し出すためのツールの
代表的なものがサーチエンジンである。それらは原則的には与えられた
キーワード(の列)に関連するページをリストアップしてくれるのだが、
問題はそのリストが巨大なものになりがちであること、そしてそのリストに
含まれるページのランク付けが難しいことである。実際あるキーワードを
含むようなページが数十万を超えることは珍しくない。初期のサーチエンジンは
キーワードの出現頻度や出現位置をもとにランク付けしていたが、最近Webの特徴である
ハイパーリンクを解析することでページのランク付けを行うサーチエンジンが現れて
きた。本講演では、サーチエンジンの基本的な仕組みと過去、現在の技術トレンド
を述べる。
12時30分〜13時30分
ACM SIGMODJ日本支部 評議会
13時30分〜14時45分
Focused Search Engine and Crawling
Wen Shan Li(C&C Research Laboratories, NEC USA Inc.)
概要:
The rapid growth of the World-Wide Web poses a significant scalability
problem for general purposes search engines since they need to collect
a huge amount of Web pages to perform indexing and classification.
Focussed search engine/crawling is a new approach to deal with the
scalability
issue
and provide higher quality Web pages on a specific topic.
An example of focused crawling is "gathering all Web pages related
to
NBA". Example queries to focused search engines would include
(1) finding pages related to NBA in the sports category;
(2) finding pages related to NBA in the business category; or
(3) finding all shopping sites telling goods related to NBA.
These three queries should return different results given
that the user has different focuses.
In this talk, we summarize the state of art in this area
and emphasize the discussion on key technology essential to
a focused search engine and a focused crawler, such as
metadata extraction, topic distillation, site distillation.
We also address some architecture issues and share our
experience building a prototype system based on this new approach.
15時〜16時
インターネット書籍販売 BookWebの紹介
長谷川洋一(紀伊國屋書店 ネットワーク開発部)
概要:
インターネットを通じた書籍販売では米国のアマゾンが有名であるが、日本
国内においても書籍販売のウエッブサイトが活発になってきた。その一例とし
て、紀伊國屋書店のBookWebサービスの事例紹介をいたします。
16時〜17時
最新ネットワーク技術とネットワークサービスの現状
林 弘((株) 富士通研究所 )
概要:
光レーザ、光ファイバーを用いた最新のネットワーク構築
技術とネットワークプロバイダー・サービスの現状や今後の
動向を踏まえた課題について解説する。
17時30分 懇親会(1F 羽衣の間)
(電子情報通信学会データ工学研究専門委員会と共催)
2000円
======================= Information 1 ========================
●電子情報通信学会東京支部講演会
「マルチメディア・コンテンツ処理技術とデータベース」
日 時:平成11年12月15日(水)10:30〜12:00
会 場:ホテルフロラシオン青山 (東京青山会館) 孔雀の間(3F)
港区南青山4-17-58
http://gnavi.joy.ne.jp/gn/jp/G089100m.htm
Tel. 03-3403-1541
営団地下鉄 表参道駅(銀座線,半蔵門線,千代田線)下車徒歩5分
題 目:「マルチメディア・コンテンツ処理技術とデータベース」
講 師:西尾 章治郎(大阪大学大学院工学研究科 教授)
司 会:喜連川優(東京大学)
講演要旨:近年,マルチメディア情報処理分野において,コンピュータ・ハー
ドウェアおよびソフトウェア技術のみならず,「マルチメディア情
報そのもの(コンテンツ)」の役割の重要性がますます認識される
ようになってきている.
そのコンテンツをコンピュータで高次処理するための核技術として
重要なデータベースシステム技術について,講師らが現在推進して
いるプロジェクトにおける研究・開発の内容を中心に論じることに
する.概略はhttp://www-nishio.ise.eng.osaka-u.ac.jp/JSPS/を
ご覧ください.
定 員 : 130名(先着順で定員になり次第締切り)
参加費 :聴講無料. 会員外の方の聴講歓迎します.
申込方法:参加者数把握のため,E-mailまたはFAXで,.
a.開催月日,b.講演会目,c.氏名,
d.会員種別(正員,学生員,その他(一般社会人,学生)),
e.会員番号,f.勤務先,g.勤務先住所,h.勤務先電話およびFAX番
号を下記東京支部までお知らせ頂ければ参加できます.
申込後に,E-mailまたはFAXで「参加番号」をお知らせします.
申込先: E-mail:tokyosib@ieice.or.jp
FAX:(03)3433-6659
その他 : 同じ会場にて,12月15日(水)午後1時〜12月16日(木)ま
でACM SIGMOD日本支部大会,続いて12月17日(金)に電子情報通信
学会データ工学研究会専門委員会主催のチュートリアル:『XMLとデ
ータベース』が開催されます.
また最新情報は ACM SIGMOD 日本支部に関しましては,
http://www.sigmodj.is.uec.ac.jp/
データ工学研究専門委員会に関しましては,
http://www.dblab.is.tsukuba.ac.jp/DE/
をご覧下さい.
主 催:(社)電子情報通信学会東京支部 電話 (03)3433-6691
======================= Information 2 ========================
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電子情報通信学会
データ工学研究専門委員会 第二種研究会
「XMLとデータベースの接点をめぐる最新技術動向」
チュートリアルおよびシステム技術動向
http://www.dblab.is.tsukuba.ac.jp/DE/kenkyukai9912.html
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1999年12月17日(金)
9:20〜17:10
ホテル フロラシオン青山(港区南青山)
協賛:情報処理学会データベースシステム研究会
ACM SIGMOD 日本支部
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【研究会組織】
専門委員長 北川 博之 副委員長 鶴岡 邦敏・吉川 正俊
幹事 中野 美由紀・石川 佳治 幹事補佐 掛下 哲郎
【趣旨】
XMLはインターネット時代の汎用のデータ記述・交換用の言語として、現在
大いに注目されており、XMLに基づくさまざまな規格の標準化が行なわれて
います。データの表現や流通という点ではデータベースと共通点も大きいこ
とから、今回の研究会ではチュートリアル的な内容を主体とした形で、数名
の講師の方々にXMLとデータベースの接点に関する講演をしていただきます。
XML関連の規格関連では、XML Schema、メタ情報記述のためのRDF、問合せ言
語、ならびにXMLの電子署名に関する講演を予定しています。また、これら
に加え、XMLを対象としたストレージ技術やアプリケーション開発環境など
のシステム技術動向について、製品化動向も含めて紹介していただきます。
一部の講演については、デモも含めた形を予定しています。多数の参加をお
待ちしています。
【日時・会場】
1999年12月17日(金)9:20〜17:10
ホテル フロラシオン青山 孔雀の間(3F)
港区南青山 4-17-58
Tel. (03) 3403-1541
営団地下鉄 表参道駅(銀座線、半蔵門線、千代田線)下車
【URL】
本研究会に関する最新の情報は、以下のURLを参照下さい。
http://www.dblab.is.tsukuba.ac.jp/DE/kenkyukai9912.html
【関連イベント】
なお、下記のとおり、電子情報通信学会東京支部講演会(12月15日)、ACM
SIGMOD日本支部大会(12月15日・16日)と連続開催です(いずれもホテルフ
ロラシオン青山にて)。また、12月16日夕刻には、ACM SIGMOD日本支部と合
同の懇親会を予定しております。奮ってご参加ください。
■ 12月15日(水)10:30〜12:00
電子情報通信学会東京支部講演会
「マルチメディア・コンテンツ処理技術とデータベース」
講師 西尾章治郎(阪大)
■ 12月15日(水)午後〜16日(木)
ACM SIGMOD 日本支部大会
■ 12月16日(木)17:30〜
ACM SIGMOD日本支部・電子情報通信学会データ工学研究専門委員会
合同懇親会 3Fクレールの間
【プログラム】
9:20〜 9:30 開会挨拶
データ工学研究専門委員長 北川 博之(筑波大学)
9:30〜10:20 チュートリアル:XML Schema
村田 真(富士ゼロックス情報システム)
10:20〜11:10 チュートリアル:RDF - XML によるメタデータ記述 -
浦本 直彦(日本IBM)
11:10〜12:00 チュートリアル:XMLの格納と問い合わせ
石川 博(富士通研究所)
12:00〜13:30 * 昼休み *
13:30〜14:20 チュートリアル:電子署名とXML
丸山 宏(日本IBM)
14:20〜15:10 システム技術動向:Native XML Database Taminoの概要とアーキテク
チャ
戌亥 稔(ビーコンIT)
15:10〜15:30 * 休憩 *
15:30〜16:20 システム技術動向:XMLとインターネット・プラットフォーム
鈴木 俊宏(日本オラクル)
16:20〜17:10 システム技術動向:ODBMSを基盤に構築されたXML開発環境eXcelon
斉藤 信也(オブジェクト デザイン ジャパン株式会社)
※ アブストラクトを含めたプログラムの詳細は、この参加募集の最後にご
ざいます。
【参加資格・参加費】
参加資格に特に制限はございません。参加費は以下のとおりです。
データ工学技術研究報告 年間予約購読者 8,000円
電子情報通信学会会員 10,000円
協賛組織会員(情処DBS, SIGMOD-J) 10,000円
一般 12,000円
学生 3,000円
※(懇親会参加の皆様へ)懇親会費用は、参加費とは別途に当日徴収いたし
ます。御注意ください。
【参加申込要領】
会場に限りがありますので(先着130名)、あらかじめ12月10日(金)までにお
申し込み下さい。会場に収容スペースがある場合には当日申し込みも受け付
けます。お申し込みは E-mail もしくは FAX にてお願いいたします。
★ 1. E-mailでお申し込みの方 ★
以下のフォームに御記入いただき、下記アドレスまで御応募下さい。
申込用アドレス: de9912@dblab.is.tsukuba.ac.jp
------------------- XML & DB チュートリアル申込書 ------------------
DE9912@dblab.is.tsukuba.ac.jp にお送りください。
1. 御名前:
2. 御所属:
3. 連絡先
e-mail:
tel:
fax:
4. 御住所(郵便番号、郵送先):
5. 参加資格(以下の a〜f から選択):
a) 電子情報通信学会データ工学技術研究報告 年間予約購読者
b) 電子情報通信学会員
c) 情報処理学会データベースシステム研究会登録会員
d) ACM SIGMOD 日本支部会員
e) 一般
f) 学生
6. 参加費の支払方法(以下のいずれかを選択):
a) 銀行振込
b) 当日現金支払
7. 振込予定日(参加費が銀行振込の方のみ):
8. 請求書の要、不要(以下のいずれかを選択):
a) 要
b) 不要
※ 宛名・送付先の指定があればその旨御記入下さい
9. 領収書の要、不要(以下のいずれかを選択):
a) 要
b) 不要
※ 書式・宛名の指定があればその旨御記入下さい
10. 懇親会(ACM SIGMOD 日本支部と合同)への参加の有無:
a) 参加する
b) 参加しない
■ 注意 ■
ACM SIGMOD-J とデータ工学研の合同懇親会は、下記のようにデータ
工学研究会の前日(12月16日)に開かれます。ご注意願います。
^^^^^^^^^^^^^^^^
期日:12月16日(木) 17:30〜
場所:ホテル フロラシオン 青山 3Fクレールの間
会費:2,000円(懇親会費は研究会参加費とは別になっております。
当日受付にてお支払ください)
----------------------- 申込書終り --------------------------------
★ 2. FAXでお申し込みの方 ★
上と同内容の情報(フォーマットは任意)を以下までFAXでお送りくださ
い。
[FAXによる申込先]
Fax: (0298) 53-5051
筑波大学電子・情報工学系 石川 佳治
「XMLとデータベースの接点をめぐる最新技術動向」申込
【参加費振込先】
参加費を事前に銀行振込される方は、以下の口座に12月13日(月)までに送金
をお願いいたします。
銀行名: 常陽銀行
口座種別:普通
口座番号:1670447
口座名称:データ工学12月 代表 石川 佳治
【照会先】
本研究会に関する問合せは以下までお願いいたします。
データ工学研究専門委員会 幹事 石川佳治(筑波大学電子・情報工学系)
〒305-8573 茨城県つくば市天王台1-1-1
TEL: (0298) 53-5322 (直通),FAX: (0298) 53-5051
E-mail: ishikawa@is.tsukuba.ac.jp
【各講演の概要】
★チュートリアル1★
XML Schema
村田 真(富士ゼロックス情報システム)
W3Cが制定中のXML Schema仕様について解説する.まず,XML1.0における
DTDについて説明し,その問題点を示す.つぎに,いくつかのスキーマ提
案を経て,W3Cでの仕様制定活動にいたった経過を紹介する.つぎに,現
時点で公開されているXML Schema仕様の第一部(構造)と第二部(デー
タ型)の概略を述べる.最後に,XML Schemaの抱える問題点についての
私見を述べる.
★チュートリアル2★
RDF - XML によるメタデータ記述 -
浦本 直彦(日本IBM)
Resource Description Framework (RDF)は,様々なWebリソースに対する
記述(メタデータ)のための枠組みであり,Web技術に関する標準化団体
World Wide Web Consortium (W3C)で,そのデータモデルおよび構文,意
味論の標準化が進められてきた.RDFは,他の様々な標準のベースとして,
また,Dublin Coreなどのメタデータプロジェクトで使われており,幅広
い分野の知識表現に適用可能である.本講演では,RDFの背景と仕様の詳
細,長所と短所について概観し,その応用例を紹介する.
★チュートリアル3★
XMLの格納と問い合わせ
石川 博(富士通研究所)
XMLの応用は,当初のXMLの目的である文書・データ交換から,XML文書・
データを格納し,それらを検索・利用する応用へと進化しつつある.そ
れに伴いXML文書・データのためのデータベースが必要となる.そこでEC
のようなXMLデータ集約型応用を考え、そのために必要となるデータベー
ス技術、特に格納技術と問い合わせ言語及びその標準化動向について述
べる.
★チュートリアル4★
電子署名とXML
丸山 宏(日本IBM)
XMLをビジネスアプリケーションで用いるための大きな問題の一つがセキュ
リティである.現在,トランスポートレベルのセキュリティとしては,
SSLなどが一般的に用いられているが,インターネットを用いた様々な状
況での情報交換を考えると,XML文書全体あるいは一部を暗号化したり,
文書に電子署名を施すための枠組みが必要となってくる.講演者らは,
XML文書の内部構造(DOM木)に対してハッシュ値を計算するための手法
(DOMHash)を提案しており,IETFのインターネットドラフトとして公開し
ている.また,IETFおよびW3Cでは,現在XML文書への電子署名の標準化
に関するワーキンググループが活動しており,講演者は委員として参加
している.これらの状況をふまえ,本講演では,XMLの電子署名に関する
最新の状況と,講演者らの研究内容について述べる.
★システム技術動向1★
Native XML Database Taminoの概要とアーキテクチャ
戌亥 稔(ビーコンIT)
Taminoは他のSQLデータベースのデータをXMLにマッピングできる
(X-Port)だけではなく,XMLをそのまま保存できるX-Machineを備えてい
る.X-MachineはXMLのタグとデータベースのスキーマとのマッピングが
必要無く,XMLをそのまま保存するのでフォーマットの変更にも容易に対
応可能である.TaminoはE-Businessを実現するためのソリューションと
して高速のデータストレージを提供する.本講演ではTaminoの概要とアー
キテクチャについて述べる.
★システム技術動向2★
XMLとインターネット・プラットフォーム
鈴木 俊宏(日本オラクル)
Oracle8iはJavaとXMLを利用した信頼性の高い,そしてスケーラブルで生
産的なインターネット・アプリケーションの構築と,対投資効果の高い
運用を可能にするインターネット上の最高のプラットフォームを提供す
る.本講演ではXMLに焦点を当て,インターネット・プラットフォームに
必要な要件を考察する.またインターネット・プラットフォームを実現
するための幾つかのキーワード,XMLとJavaの融合,Oracle XML
Developers KitによるXMLアプリケーションの構築,InterMediaによる
XML検索,iFS(Internet File System)やOracle RepositoryによるXMLの
サポートも併せて解説する.
★システム技術動向3★
ODBMSを基盤に構築されたXML開発環境eXcelon
斉藤 信也(オブジェクト デザイン ジャパン株式会社)
eXcelon は,オブジェクト指向DBMS "ObjectStore" を基盤に構築された
XMLアプリケーション開発環境である.パース後のXMLデータをDOM Tree
のまま永続化し,XPath を拡張したXQL とXUL (XML Update Language)を
用いてデータ操作を実現する.また,eXcelon にはXSLT プロセッサや文
書間リンク機能,さらにはビジュアルXSLエディタなどのツールも提供さ
れている.この講演では,eXcelon の機能紹介と内部構造の解説,さら
にツールのデモを行う.